2025年3月10日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。
歯が悪くなっても、治療を受ければ問題が解決すると考える方も多いのではないでしょうか。しかし、場合によっては治療をしても歯を救えず抜歯が必要になるケースもあります。今回は、治療しても歯が失われる原因や予防方法をご紹介します。
■歯を失う主な原因とは?

歯を失う理由はさまざまですが、大きく分けると以下の3つが代表的な原因です。
・むし歯の重症化
むし歯は、進行すると歯の表面だけでなく歯の内部(歯髄)まで細菌が侵入し、深刻なダメージを与えます。初期のむし歯は詰め物や被せ物で治療できますが、歯の根まで感染が広がると根管治療が必要です。
しかし、根管治療でも感染を完全に除去できない場合や、治療後に再び細菌が入り込むと、炎症が広がり最終的に抜歯が必要になることがあります。
・歯周病の進行
歯周病は、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ溶かされてしまう病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると歯がぐらつき、最終的に抜け落ちることもあります。
歯周病はむし歯とは異なり、歯自体が悪くなるわけではなく、歯を支える土台が失われるために歯を抜かざるを得ないのです。
・歯の破折(ヒビや割れ)
歯にヒビが入ったり割れたりすると、元に戻すことが難しい場合があります。小さな亀裂であれば補修できますが、歯の根まで達する深いヒビや割れは治療が難しく、抜歯が必要になることが多いです。
歯が破折する原因には、強い力を受ける事故や転倒のほか、噛み合わせの不具合や歯ぎしりなども関係しています。
■抜歯を防ぐためにできること

歯を失わないためには、早期発見と適切なケアが欠かせません。以下のポイントを押さえて予防しましょう。
・定期的な歯科検診を受ける
むし歯や歯周病は初期段階では症状が出にくいため、気づいたときには進行していることが少なくありません。3ヶ月~半年に1回の定期検診を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。検診ではプロによる歯のクリーニングも受けられるため、口腔内を清潔に保つ効果もあります。
・正しい歯磨き習慣を身につける
日々の歯磨きは、歯を守る基本中の基本です。ただし、自己流の磨き方では汚れが十分に落とせない場合があります。まずは歯科医院で正しい歯磨きの方法を教えてもらいましょう。また、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯と歯の間の汚れも効果的に除去できます。
・生活習慣の改善
歯周病のリスクを高める生活習慣にも注意が必要です。喫煙は歯周病の進行を早めると言われており、偏った食生活によってもたらされる糖分の多い食事は、むし歯の原因になります。また、ストレスによる免疫力の低下が口腔内環境に影響を及ぼすことも分かっています。バランスの取れた食生活と適度な運動を取り入れることで、健康な歯を維持しやすくなります。
・噛み合わせや歯ぎしりのケア
歯ぎしりや食いしばりは歯の破折につながります。就寝時にマウスピースを使用することで、歯への負担を軽減できます。噛み合わせに違和感がある場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
■まとめ

治療をしても歯を失うケースは、むし歯の重症化、歯周病の進行、歯の破折などが原因で起こります。しかし、適切な予防と早期治療を心がければ、歯を失うリスクを大幅に減らすことが可能です。定期的な歯科検診や正しいセルフケアを続け、大切な歯を守りましょう。
当院では、これらの原因を防ぐための予防治療から、治療が必要な場合の適切なケアまでトータルサポートを行っています。歯に関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。