歯並びが悪いと8020は達成できない?|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

〒 146−0095 東京都大田区多摩川1-34-10

03-3758-0700

WEB予約
(初診用)
   ご来院中の方の
問い合わせ用
下層ヘッダー

歯並びが悪いと8020は達成できない?

歯並びが悪いと8020は達成できない?|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2024年12月10日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

「8020運動」とは、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという目標を掲げた健康運動です。20本以上の歯があれば食べ物をしっかり噛むことができ、食事を楽しみながら健康的な生活を送ることができます。しかし、歯並びが悪い場合、この目標を達成するのが難しくなる可能性があります。今回は、歯並びが悪いことがどのように8020の達成を妨げるのか、その理由を解説します。

■歯並びが悪いことが引き起こす問題

歯並びの悪さは、単に見た目の問題だけではありません。以下のような口腔内のトラブルや健康への影響を引き起こします。

・歯磨きが難しくなる
歯並びが悪いと、歯と歯の間に隙間ができたり、重なったりする部分が多くなります。これにより歯ブラシが届きにくく、プラークや歯石が溜まりやすくなります。適切に清掃できない部分があると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

・歯や顎関節への負担
歯並びが悪いと、上下の歯が正しく噛み合わない「不正咬合」が起こります。不正咬合は、噛む力が部分的に集中して特定の歯に負担をかける、顎関節にストレスを与えるなどのことが起こります。この状態が続くと歯が早期に摩耗したり、顎関節症の原因となります。

・歯周病のリスクが増大
歯周病は、日本人が歯を失う主な原因の一つです。歯並びが悪いと歯周ポケットが深くなりやすく、歯周病菌が繁殖しやすい環境が整います。さらに、歯磨きが行き届かないことで歯周病が悪化するリスクが高まります。

・全身の健康への影響
歯周病が進行すると炎症性物質が血流に乗って全身に広がり、糖尿病や心疾患、認知症など全身疾患との関連が指摘されています。歯並びの悪さが、全身の健康にまで影響を与える可能性があるのです。

■8020達成が難しくなる理由

80歳で20本の歯を維持するためには、長期的に歯の健康を保つことが必要です。歯並びが悪いと、以下のような理由で8020が達成しにくくなります。

・歯の寿命が短くなる
歯並びが悪いことで過度な負担がかかり、歯が割れたり摩耗しやすくなります。その結果歯の寿命が短くなり、抜歯を余儀なくされるケースが増えます。

・メンテナンスが難しい
清掃が行き届かない歯並びでは、定期的な歯科検診やプロフェッショナルケアを受けていても、完全にむし歯や歯周病を防ぐことが難しくなります。

■歯並びを整えることの重要性

歯並びを整えることで、8020達成の可能性を大きく高めることができます。

・清掃性の向上
歯並びが整うことで歯ブラシやデンタルフロスが隅々まで届くようになり、むし歯や歯周病の予防が格段にしやすくなります。

・噛み合わせの改善
正しい噛み合わせが実現すると歯や顎関節への負担が分散され、歯の長寿命化につながります。また、噛む機能が正常化することで消化吸収もスムーズになり、全身の健康にもつながります。

・審美性の向上
美しい歯並びは笑顔に自信を持つきっかけとなり、心理的な健康にも好影響を及ぼします。

■まとめ

歯並びの悪さを改善するためには、矯正治療が有効です。近年では装置が透明で目立ちにくいマウスピース矯正(インビザライン)など、さまざまな治療法が選択できるようになりました。矯正治療は、子どもだけでなく大人でも効果的です。むしろ歯を失うリスクが高まる前に治療を開始することで、歯を健康な状態に保ちやすくなります。
矯正治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。

TOP