歯の抜ける原因TOP3!意外にも虫歯よりも多い歯周病に注意|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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歯の抜ける原因TOP3!意外にも虫歯よりも多い歯周病に注意

歯の抜ける原因TOP3!意外にも虫歯よりも多い歯周病に注意|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年1月20日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

「歯が抜ける原因」というと、多くの方が真っ先に思い浮かべるのはむし歯かもしれません。しかし、実はむし歯以上に歯を失う原因となっているのが「歯周病」です。歯周病は成人の約7割が罹患しているともいわれており、特に40代以降の方に多く見られる病気です。今回は、歯周病がどのようにして進行して歯を失う原因となるのか、また治療方法や予防のポイントについて解説します。

■歯周病の罹患率とその背景

歯周病は日本の成人の約70%が何らかの形で罹患しているとされています。特に40代以降になると罹患率が急激に上昇し、50代以降では重症化するケースも増えてきます。このように歯周病が多くの人に広がっている背景には、以下のような要因があります。

・口腔ケアの不足
歯みがきが不十分な場合、歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)が溜まり、それが歯石へと変化して細菌が繁殖しやすくなります。

・生活習慣の影響
喫煙や糖尿病は、歯周病を悪化させる大きなリスク要因です。特に喫煙は歯ぐきの血流を妨げ、治癒能力を低下させます。

・加齢による免疫力の低下
年齢を重ねると免疫力が低下し、細菌への抵抗力が弱まるため、歯周病菌が増殖しやすくなります。

■歯周病の原因と進行

歯周病は、歯と歯ぐきの間に溜まったプラークや歯石に存在する細菌が原因で引き起こされます。この細菌が歯ぐきの炎症を引き起こし、進行すると次のような段階をたどります。

・歯肉炎(初期段階)
歯と歯ぐきの境目に炎症が起こり、歯ぐきが赤く腫れたり、歯みがきの際に出血したりします。この段階では痛みを伴わないことが多いため、見過ごされることもあります。

・歯周炎(中期~進行期)
歯ぐきの炎症が歯を支える骨にまで進行すると、骨が徐々に溶けて歯がグラグラし始めます。この段階になると口臭が強くなり、歯ぐきが後退することがあります。

・重度歯周炎(末期)
支える骨が大きく失われると歯が支えきれなくなり、自然に抜けたり、抜歯が必要になるケースもあります。

■歯周病の治療方法

歯周病は進行するほど治療が困難になるため、早期発見と適切な治療が重要です。治療方法には次のようなものがあります。

・スケーリングおよびルートプレーニング
歯科医院で専用の器具を使い、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢や歯石を徹底的に除去します。これにより細菌の繁殖を防ぎます。

・レーザー治療
歯ぐきの深部に存在する細菌をレーザーで殺菌する治療法です。痛みが少なく、治癒も早いのが特徴です。

・外科手術
重度の歯周病では、歯ぐきを切開して歯根の汚れを直接除去する「フラップ手術」が必要になる場合があります。

■歯周病を予防するための習慣

歯周病は予防が非常に重要です。まずは、毎日の歯磨きを正しく行うことが大切です。歯と歯ぐきの境目を意識しながら、優しくブラッシングします。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して歯と歯の間の汚れも取り除きましょう。

そして、定期的な歯科検診も欠かせません。自分では取りきれない歯石の除去や、歯周病の早期発見のために、3~6か月ごとの歯科検診を受けることをおすすめします。さらに、禁煙やバランスの取れた食生活を心がけることで、歯周病リスクを大幅に減らすことが可能です。また、ストレスを軽減することも重要です。

■まとめ

歯周病はむし歯と同様に多くの人が罹患する口腔内疾患ですが、気づかないうちに進行して歯を失う大きな原因となります。日常的なケアと歯科医院での適切な治療・予防が、歯を長く健康に保つためには欠かせません。「歯ぐきが腫れている」「歯みがきの際に出血する」といった症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。当院では、歯周病治療に力を入れており、患者様お一人おひとりに合わせた予防・治療プランを提供しています。あなたの大切な歯を守るために、ぜひお気軽にご相談ください。

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