歯ぐきの腫れや出血は歯肉炎かも?こんな症状の人は歯医者さんへ|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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歯ぐきの腫れや出血は歯肉炎かも?こんな症状の人は歯医者さんへ

歯ぐきの腫れや出血は歯肉炎かも?こんな症状の人は歯医者さんへ|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年11月20日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

鏡を見たときに「歯ぐきが赤い」「歯磨きのときに血が出る」と感じたことはありませんか?
それは、もしかすると歯肉炎のサインかもしれません。歯肉炎は、歯周病の初期段階にあたる病気で、放置すると歯を支える骨にまで炎症が広がり、最終的に歯を失ってしまうこともあります。今回は、歯肉炎で見られる代表的な症状と、その原因、そして早めの受診がなぜ大切なのかを解説します。

■歯ぐきが赤く腫れていませんか?

健康な歯ぐきは、淡いピンク色で引き締まった状態をしています。ところが、歯肉炎になると炎症が起こり、歯ぐきが赤く腫れるのが特徴です。特に、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)がたまると、そこにいる細菌が毒素を出して歯ぐきの血流を悪化させ、腫れや痛みを引き起こします。

初期のうちは「少し腫れているだけ」「歯ぐきがムズムズする」といった軽い違和感だけのこともありますが、そのまま放置すると炎症が広がり、歯ぐき全体がぷくっと腫れてしまうこともあります。見た目にも赤く充血し、触れると痛みを感じたり、食事の際に違和感が出たりする場合は、すでに歯肉炎が進行している可能性があります。

■歯磨きやフロスで出血するのは危険信号

歯肉炎のもう一つの代表的な症状が、歯ぐきからの出血です。歯磨きをしているときや、デンタルフロスを使ったときに血が出ることはありませんか?「力を入れすぎたかな」と思ってそのままにしてしまう方も多いですが、実はこれは歯ぐきが炎症を起こしているサインです。

さらに、りんごやおせんべいなどの固い食べ物を噛んだときに出血することもあります。健康な歯ぐきであれば、多少の刺激では血が出ることはありません。日常のちょっとした刺激で出血するようであれば、歯肉炎が進んでいる証拠と考えてよいでしょう。

出血があると歯磨きを控えてしまう方もいますが、それは逆効果です。歯垢を取り除かない限り炎症はおさまらず、悪化していく一方です。自己判断せず、早めに歯科医院で原因を確認してもらいましょう。

■歯肉炎の原因は歯垢と清掃不足

歯肉炎の主な原因は、歯の表面にこびりついた歯垢(プラーク)です。プラークは食べかすではなく、細菌のかたまりです。歯磨きが十分にできていないと、歯と歯ぐきの境目にたまり、炎症を引き起こします。

また、歯並びの乱れや合わない詰め物・被せ物があると、歯ブラシが届きにくくなり、プラークが残りやすくなります。さらに、ホルモンバランスの変化(思春期、妊娠期、更年期など)やストレス・喫煙・口呼吸なども歯肉炎のリスクを高める要因です。特に40〜50代以降は、歯周病への移行が早くなる傾向があるため、少しの症状でも放置せず、早めに受診することが大切です。


■歯科医院での治療と自宅でのケア


歯肉炎の段階であれば、歯科医院での適切なクリーニングと日常ケアの見直しで改善が可能です。歯科医院では、専用の器具を使って歯石やプラークを徹底的に除去します。また、歯磨きの方法をはじめ、デンタルフロスや歯間ブラシの正しい使い方を指導してもらうことで、再発を防ぐことができます。

ご自宅では、毎日の歯磨きを「力強く」ではなく「丁寧に」行うことがポイントです。毛先のやわらかい歯ブラシを使い、歯と歯ぐきの境目を意識して優しく磨きましょう。歯間ブラシやフロスを併用することで、歯ブラシでは届かない部分のプラークも効果的に除去できます。


■まとめ


歯ぐきの赤みや腫れ、出血は「歯肉炎」の代表的なサインです。「たかが出血」と軽く考えず、早めに歯科医院でチェックを受けましょう。歯肉炎の段階であれば、治療も比較的簡単で、痛みをともなうことはほとんどありません。毎日のケアを見直し、定期的にプロのクリーニングを受けることで、健康で引き締まった歯ぐきを取り戻すことができます。
歯ぐきからの出血を見逃さず、今のうちにしっかりケアしていきましょう。

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