正しい歯磨きのやり方って?持ち方から動かし方まで詳細解説します!|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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正しい歯磨きのやり方って?持ち方から動かし方まで詳細解説します!

正しい歯磨きのやり方って?持ち方から動かし方まで詳細解説します!|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年7月10日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

毎日欠かさず行っている「歯磨き」。でも、正しいやり方をご存じでしょうか?自己流で磨いている方も多いかもしれませんが、間違った歯磨き方法では、磨き残しや歯ぐきへのダメージを引き起こしてしまうことがあります。実際、歯ブラシだけで落とせる歯の汚れは約6割と言われています。残りの汚れをしっかり落とすためにも、まずは正しい歯磨きの方法をマスターすることがとても大切です。
今回は、基本的な歯ブラシの持ち方から力加減、ブラッシングの動かし方まで詳しくご紹介します。

■歯ブラシの持ち方は「ペングリップ」が基本

正しい歯磨き方法の第一歩は、歯ブラシの持ち方から始まります。力任せにゴシゴシ磨く人は、無意識のうちに「グーで握るような持ち方(パームグリップ)」をしていることが多いです。

これに対し、正しい歯ブラシの持ち方は、鉛筆を持つように軽く指で握る「ペングリップ」です。この持ち方にすることで自然と余計な力が入らず、歯や歯ぐきを傷つけにくくなります。手の力を抜いて、細やかにコントロールできるのもペングリップの大きなメリットです。

■力加減は「毛先が軽くしなる程度」に

歯磨きでよくある間違いが「力の入れすぎ」です。「しっかり磨かないと汚れが落ちない」と思ってゴシゴシ擦ると、歯の表面(エナメル質)を傷つけたり、歯ぐきを傷めたりする原因になります。

歯ブラシの毛先が広がってしまうほどの力は明らかに強すぎです。目安としては、毛先が軽くしなる程度の力加減でOK。力を抜いても、正しい角度と動かし方ができていれば、汚れはしっかり落ちます。特に電動歯ブラシを使っている方は、力を入れず、歯にそっと当てるだけで十分です。

■ブラッシングは「小刻みに優しく」がポイント

正しい歯磨きのやり方では、歯ブラシを大きく動かすのではなく、小刻みに動かすのが基本です。1~2本ずつを意識しながら、細かく揺らすように磨いていきましょう。動かす方向は、歯の表面に対して垂直またはやや斜めにしましょう。前後に動かすほか、奥歯の咬合面(噛む面)や歯の裏側など、見えにくい部分も丁寧に磨くことが重要です。小さな動きで磨くことで、毛先が汚れにしっかり届き、歯垢を効果的に除去できます。また、上下の歯を磨く際は、歯並びのカーブに合わせて歯ブラシの角度を変えると、より丁寧なケアが可能になります。

■歯と歯ぐきの境目を意識して磨く

むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、歯と歯ぐきの境目に溜まりやすいため、この部分を重点的にケアすることが大切です。歯ブラシを45度の角度で歯と歯ぐきの境目に当て、毛先を差し込むようにして、小刻みに優しく動かします。ここを十分に磨けていないと、いくら時間をかけて磨いても磨き残しが発生し、結果としてむし歯や歯肉炎を招いてしまいます。歯と歯の間はブラシだけでは不十分なこともあるため、デンタルフロスや歯間ブラシの併用もおすすめです。

■歯ブラシだけでは落としきれないからこそ“質”が大事

歯ブラシだけで落とせる汚れは全体の約6割とされていることからも、磨く時間の長さよりも、「どのように磨いているか」=質の高い磨き方が重要です。毎日同じルーティンでなんとなく磨いているだけでは、磨き残しが出やすくなります。定期的に自分の歯磨きのやり方を見直すことで、むし歯や歯周病の予防にもつながります。

■まとめ

歯磨きはただなんとなく磨くのではなく、「正しいやり方」で行うことが、口腔内の健康を守る第一歩です。歯ブラシの持ち方(ペングリップ)、力加減(毛先が軽くしなる程度)、動かし方(小刻みに)、そして歯ぐきとの境目を意識すること。この4つを意識するだけで、磨き残しは大きく減らすことができます。当院では、磨き残しのチェックや、患者様お一人おひとりに合った歯磨き指導も行っております。「本当にちゃんと磨けているか不安……」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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