実は7割の人に磨き残し!?歯のメンテナンスが欠かせない本当の理由|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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実は7割の人に磨き残し!?歯のメンテナンスが欠かせない本当の理由

実は7割の人に磨き残し!?歯のメンテナンスが欠かせない本当の理由|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年6月10日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、「実は磨き残しがある」と言われた経験はありませんか?実際、ある調査では約70%の人が毎日の歯みがきで磨き残しがあると報告されています。歯ブラシでのセルフケアはとても大切ですが、それだけでお口の健康を維持するのは難しいのが現実です。だからこそ、歯科医院での定期的なメンテナンスがとても重要になってきます。今回は、なぜ磨き残しが多くなるのか、そしてなぜメンテナンスが欠かせないのかを詳しく解説していきます。

■なぜ歯みがきしても磨き残しが出るの?

まず、毎日歯を磨いていても磨き残しが出てしまう原因には、以下のようなものがあります。

● 磨きにくい場所がある(奥歯の裏側・歯と歯の間など)
● 磨き方の癖や力加減の偏り
● 適切な道具が使えていない(歯ブラシが古い、サイズが合っていないなど)
● 早く済ませようとして、磨き時間が短い

実は、どんなに丁寧に磨いていても、完璧に汚れを落とすのはプロでも難しいと言われています。特に歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目にはプラーク(歯垢)が溜まりやすく、自分では見えにくいため見逃されることが多いのです。

■磨き残しがあるとどうなる?

磨き残した部分に残っているプラーク(歯垢)は、放っておくとむし歯や歯周病の原因になります。歯垢は単なる食べかすではなく、細菌の塊です。これが時間の経過とともに歯石となり、歯ぐきに炎症を起こしたり、歯を支える骨を溶かしてしまう可能性があります。

プラークによって引き起こされるむし歯や歯周病は初期のうちは自覚症状が少ないため、気づいた時にはかなり進行していることも少なくありません。特に歯周病は日本人が歯を失う最大の原因とも言われており、40代以降の多くの方がかかっている「静かなる病気」です。

■歯科でのメンテナンスがなぜ必要なのか?

歯科医院での定期的なメンテナンス(プロフェッショナルケア)は、日々の歯みがきでは取り切れない汚れをしっかり除去する役割を果たします。メンテナンスでは以下のようなことを行います。

● プラークや歯石の除去(スケーリング)
● 専用機器による歯面のクリーニング(PMTC)
● 歯ぐきの状態やポケットの深さのチェック
● むし歯や歯周病の早期発見
● 歯みがきの仕方や道具のアドバイス

特に、歯石は一度ついてしまうと歯ブラシでは取れません。歯科医院での専用器具による除去が必要です。また、メンテナンスのたびに口腔内をチェックすることで、初期のむし歯や歯周病もすぐに見つけることができます。

■メンテナンスの頻度はどのくらい?

多くの歯科医院では、3〜4か月に1回のメンテナンスを推奨しています。ただし、歯周病の進行度やお口の清掃状態によって、1〜2か月ごとの来院が必要な方もいます。

「痛くないのに歯医者に行くのは面倒」と思われるかもしれませんが、定期的なメンテナンスを受けている方は、将来的に歯を失うリスクが圧倒的に少ないことが分かっています。逆に、症状が出てから治療を始めると、通院回数も費用も多くかかってしまうケースがほとんどです。

■ご自身の磨き残し、チェックしてみませんか?

歯科医院では、染め出し液を使って磨き残しを確認することができます。自分では「きちんと磨いているつもり」でも、実際には思いもよらない場所にプラークが残っていることがあります。

一度、染め出しを体験することで、磨き癖や磨きにくい部分を把握でき、今後のセルフケアにも役立ちます。歯科衛生士がお一人おひとりのお口の状態に合わせて、適切な磨き方や道具選びをアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。

■まとめ

「毎日磨いているから大丈夫」と思っていても、約70%の方には磨き残しがあるという事実があります。むし歯や歯周病を防ぐには、自宅でのケアに加えて、歯科でのプロフェッショナルケアが欠かせません。お口の健康は、全身の健康にもつながります。今ある歯を一生使い続けるためにも、定期的なメンテナンスを習慣にしていきましょう。

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