奥歯の平均寿命は50年しかない?大切な奥歯を守るためにできること|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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奥歯の平均寿命は50年しかない?大切な奥歯を守るためにできること

奥歯の平均寿命は50年しかない?大切な奥歯を守るためにできること|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年2月20日

こんにちは。

大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

私たちの口の中には、前歯から奥歯まで計28本(親知らずを含めると32本)の歯があります。その中でも奥歯は食事の際に大きな力がかかるため、歯全体の中でも特に負担が大きい部位です。実は、奥歯の平均寿命は50年ほどといわれています。今回は、奥歯の寿命が短くなりがちな理由とその対策について詳しく解説します。

■奥歯の役割と特徴

奥歯は主に食べ物をすり潰す役割を持っています。前歯が食べ物を噛み切るのに対し、奥歯はしっかりとすり潰すことで消化を助けます。奥歯には臼のような形状の大臼歯と小臼歯があり、それぞれの役割に応じて噛む力を分担しています。しかし、奥歯はその形状や位置の特性から、以下のようなリスクが生じやすいです。

・複雑な形状
奥歯には溝が多く、汚れが溜まりやすい。

・手入れが難しい
歯ブラシが届きにくい位置にあるため、磨き残しが発生しやすい。

・大きな負担
咀嚼時に体重の1.5倍以上の力がかかることもあり、歯や歯ぐきに負担がかかる。

■奥歯の平均寿命が短い理由

奥歯が50年ほどしかもたないと言われるのには、いくつかの原因があります。

・むし歯のリスクが高い
奥歯は歯の溝が深く食べかすや歯垢が溜まりやすいため、むし歯になりやすい部位です。特に子どもの頃にむし歯になるとその影響が長期的に残り、大人になってからもトラブルが起きやすくなります。

・歯周病の影響
奥歯は歯周病の影響を受けやすく、歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け、歯がグラグラして最終的に抜け落ちてしまうことがあります。

・噛む力によるダメージ
日常的に食べ物を噛み潰す際、奥歯には強い力がかかります。この力は歯や歯根、歯ぐきに長期間影響を及ぼし、最終的には歯の破損や歯根の吸収といった問題を引き起こします。

・親知らずの影響
親知らずが隣の奥歯に圧力をかけたり、むし歯の原因になったりすることもあります。この影響で健康な奥歯まで失われるケースも少なくありません。

■奥歯の寿命を延ばすためにできること

・正しい歯磨きとケア
奥歯の溝や歯と歯の間に汚れが溜まりやすいため、丁寧な歯磨きが必要です。加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを活用して歯と歯の間の汚れをしっかり除去しましょう。また、定期的な歯科医院でのクリーニングも重要です。

・定期検診を受ける
歯科医院での定期検診は、むし歯や歯周病の早期発見に役立ちます。特に奥歯は見えにくい部位のため、自分では気づけないトラブルを専門家にチェックしてもらうことが大切です。

・食生活の改善
砂糖や酸性食品を摂りすぎると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。バランスの取れた食事を心がけ、カルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取することで歯の健康を維持しましょう。

・噛み合わせのチェック
噛み合わせの悪さが奥歯に過剰な負担をかけている場合もあります。歯科医院で噛み合わせを調整してもらうことで、歯への負担を軽減できます。

・ナイトガードの使用
歯ぎしりや食いしばりをしている場合、奥歯に過剰な負担がかかります。ナイトガードを使用することで歯を保護し、奥歯の寿命を延ばすことができます。

■まとめ

奥歯の平均寿命が50年と言われる背景には、むし歯や歯周病、噛む力などさまざまな要因が関係しています。正しいケアや生活習慣を心がけ、奥歯の寿命を延ばしましょう。
当院では、歯周病治療に力を入れており、患者様お一人おひとりに合わせた予防・治療プランを提供しています。あなたの大切な歯を守るために、ぜひお気軽にご相談ください。

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