咽せる&咳き込む…原因は口腔内!歯医者さんで改善できます|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

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咽せる&咳き込む…原因は口腔内!歯医者さんで改善できます

咽せる&咳き込む…原因は口腔内!歯医者さんで改善できます|うみのいろ歯科矢口渡(旧ほりぐち歯科)|矢口渡駅の歯医者

2025年8月20日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。

最近、「お茶を飲んだときに咽せやすくなった」「ごはんを食べているときに、よく咳き込むようになった」と感じることはありませんか?年齢とともに誰にでも起こりうる変化ですが、「年のせいだから仕方ない」と放っておくのは要注意です。実は、このような咽せ、咳き込みの背景には、口のまわりの筋肉の衰えや、お口の中のバランスの崩れが隠れていることがあります。そしてこれらの変化は、歯科医院で評価・改善できることが多いのです。
今回は、意外と知られていない「口腔機能」と「咽せ・咳き込み」の関係についてご紹介します。

■咽せやすい・咳き込むのは、老化のサイン?

加齢に伴い、身体の筋力が落ちていくのは自然なことですが、それは口の中も例外ではありません。舌、唇、頬の筋肉、そして飲み込むときに使う咽頭や喉の筋肉など、食べたり飲んだりする動作には多くの筋肉が関わっています。その中でも、飲み込む力(嚥下機能)が衰えてくると、飲み物が気管に入りやすくなり、咽せたり咳き込んだりするようになります。特に、お茶や汁物などサラサラしたものを飲んだときに咽せやすくなるのは、嚥下機能が少しずつ弱くなってきているサインです。

■原因は口腔周囲筋の筋力低下やバランスの乱れ

では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?ひとつの大きな要因は、口腔周囲筋と呼ばれる口の周囲の筋肉群の筋力低下やアンバランスです。この筋力が弱くなると、

● 舌で食べ物を喉の奥に送る力が足りない
● 唇をしっかり閉じられない
● 頬の内側の筋肉が緩んで食べ物が片側にたまる
といった問題が起こり、結果的に誤嚥(ごえん=食べ物が誤って気管に入ること)しやすくなるのです。

また、実は片側の奥歯を失ったまま放置しているケースでも、咽せやすさが悪化することがあります。これは、片方だけで噛む習慣が生まれ、舌や頬の動きに偏りが出てしまうためです。噛み合わせのバランスが崩れると、口腔内全体の機能が低下していきます。

■咽せの放置は誤嚥性肺炎のリスクにも

「咽せるくらいなら大丈夫」と思っている方も少なくありませんが、実はそれが命に関わる重大な疾患につながることもあります。高齢者に多い誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液、細菌が誤って気管に入り込み、肺で炎症を起こす病気です。咳反射や飲み込む力が弱くなった結果、体がうまく排除できなくなることで起こります。「最近、食後に咳き込むことが増えた」「唾液でも咽せるようになってきた」という場合は、早めのチェックが非常に重要です。

■咽せ予防には毎日のちょっとした意識がカギ

口腔機能の低下は気づかないうちに進行することがありますが、早い段階での介入によって十分に改善が見込めるものです。たとえば、

● 食事中は姿勢を正し、よく噛んでから飲み込む
● 食後すぐに横にならない
● 口腔体操(パタカラ体操など)を毎日数分行う

といったシンプルな習慣だけでも、機能の維持・向上につながります。

■まとめ

咽せや咳き込みの症状は、加齢や歯の欠損による口腔機能の低下が原因かもしれません。放っておくと誤嚥や肺炎のリスクもあり、生活の質にも大きく影響します。気になる症状がある方、食事や飲み込みに不安を感じている方は、当院で検査ができますのでどうぞお気軽にご相談ください。

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