2026年4月10日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。
「ミューイング」という言葉をご存じですか?
キレイに敏感な方の中には、興味を持つ方も多いかもしれません。今回は、ミューイングの基本についてご紹介します。
■「ミューイング」とは

ミューイングとは、舌を正しい位置に置くことを意識する習慣のことです。もともとは矯正歯科の分野で広まった考え方で、舌の位置や口周りの筋肉の使い方を整えることで、口元を改善することを目的としています。
私たちは普段、舌の位置を意識することはほとんどありません。しかし舌は大きな筋肉であり、その位置や動きは歯並びや噛み合わせ、呼吸などに影響を与えています。ミューイングは、そんな舌に着目し、日常生活の中で舌の位置を意識することで、口元の機能や見た目を整えていくことを提唱しています。
■舌の正しい位置とは

では、舌の正しい位置とはどこなのでしょうか。理想的な状態は、舌の先が上の前歯のすぐ後ろの部分に軽く触れ、舌全体が上あごにやさしく接している状態とされています。このとき、唇は自然に閉じ、歯は軽く触れるか少し離れている程度が理想的です。
一方で、舌が下に落ちていたり、歯を押していたりする状態はあまり良い舌の位置とはいえません。例えば、口呼吸の習慣がある方や、無意識のうちに口が開いている方は、舌が下がっていることが多いとされています。このような状態が続くと、口周りの筋肉のバランスが崩れ、歯並びや噛み合わせに影響する可能性があります。
■舌の位置が口元や健康に与える影響

舌の位置は、見た目だけでなくお口の健康にも関係しています。舌が下がった状態では口が開きやすくなり、口呼吸につながることがあります。口呼吸が続くとお口の中が乾燥しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。また、舌が歯を押す癖があると、歯並びに影響を与えることもあります。歯は日常的にかかる力によって少しずつ動く性質があるため、舌や唇、頬の筋肉のバランスが歯並びにも関係しているのです。
さらに舌は、飲み込む動作や発音にも重要な役割を持っています。舌の動きや位置が適切でない場合、食べ方や話し方などの口腔機能にも影響が出ることがあります。このように舌の位置は、お口全体の機能と密接に関わっています。
■当院の口腔機能検査について

舌の位置や口の使い方は、自分では気づきにくいことも多いものです。そのため歯科医院では、舌や唇の動き、噛む力、飲み込み方などを確認する口腔機能検査を行うことがあります。
当院でも必要に応じて口腔機能の状態をチェックし、舌の使い方や口元の癖についてアドバイスを行っています。歯並びや噛み合わせだけでなく、口腔機能全体を考えることで、より健康的なお口の環境づくりをサポートしています。舌の位置が気になる方や、口呼吸が続いていると感じる方は、一度ご相談いただくことでご自身の状態を知るきっかけになるかもしれません。
■まとめ

ミューイングとは、舌を正しい位置に置くことを意識する習慣であり、舌の位置や口周りの筋肉の使い方を見直す考え方です。舌の位置は歯並びや口元の見た目だけでなく、呼吸や飲み込み、発音などの口腔機能にも関係しています。気になる症状がある方は、歯科医院で口腔機能の状態を確認してみましょう。