2025年4月04日

こんにちは。
大田区のうみのいろ歯科矢口渡です。
年齢を重ねるとともに体の衰えを感じることが増えてきますが、実はお口の機能も50歳頃から低下し始めることをご存じでしょうか?「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは口腔機能が衰えることで、噛む・飲み込む・話すといった基本的な動作が徐々に難しくなる状態のことです。
特に、大人女子にとって見逃せないのが、お口の筋肉が衰えることで歯並びが崩れやすくなるという点です。美しい笑顔を保つためには、口腔機能をしっかり鍛え、歯並びを整えることがとても重要です。そこで今回は、オーラルフレイルと歯並びの関係、MFT(口腔筋機能療法)トレーニング、そして大人女子が目指すべき口元美人への道について詳しく解説します。
■50歳から始まるオーラルフレイルとは?

オーラルフレイルとは、簡単に言うと「お口の衰え」です。加齢とともに、食べこぼしが増えたり、噛みにくい・飲み込みにくいと感じたりすることが増えていきます。
■オーラルフレイルの主な症状

・食事中にむせることが増えた
・硬いものを噛むのがしんどくなった
・以前より滑舌が悪くなった
・口角が下がってきた
・口の乾燥が気になる
これらの症状は、口の周りの筋肉が衰えることで起こるものです。さらに、口の筋力が低下すると、歯並びにも悪影響を与えます。
■口の筋力低下で歯並びが崩れる?そのメカニズム

「大人になってから歯並びが悪くなった気がする…」そんなふうに感じることはありませんか?それはお口の筋力の衰えが大きく関係しています。
通常、歯並びは頬・唇・舌の筋肉のバランスによって維持されています。しかし、50歳を過ぎると、加齢や生活習慣の影響でこれらの筋肉が衰え、以下のような変化が起こります。
・舌の筋力低下 → 歯が内側に倒れやすくなる
・頬の筋力低下 → 奥歯の位置がズレる
・唇の筋力低下 → 口元がたるみ、前歯が突出しやすくなる
このように筋力が弱まることで歯が正しい位置をキープできなくなり、歯並びが乱れてしまうのです。つまり、「歯並びの悪化」は単なる見た目の問題ではなく、口腔機能の低下のサインでもあるのです。
■大人女子にこそおすすめ!MFTトレーニングで口元美人に

オーラルフレイルを防ぎ歯並びを整えるためには、お口の筋肉を鍛えることが重要です。そこでおすすめなのが、「MFT(口腔筋機能療法)」です。
MFTは舌・頬・唇の筋肉を鍛えるトレーニングで、歯並びを整える効果も期待できます。簡単にできるエクササイズを紹介するので、ぜひ試してみてください!
■MFTトレーニングを実践してみましょう

① 舌を正しい位置に置く「スポットトレーニング」
舌の正しい位置は、上の前歯の裏側にある「スポット」と呼ばれる部分に舌先を軽く当てることです。
- 口を閉じた状態で舌先を上の前歯の裏に当てる
- そのまま舌全体を上顎につける
- 5秒キープしてリラックス
このトレーニングを毎日行うことで、舌の筋力が鍛えられ、歯並びの崩れを防ぐことができます。
② 唇を鍛える「口輪筋トレーニング」
口元のたるみを防ぎ、美しい口元を作るために、唇を鍛えましょう。
- 割りばしやペンを唇だけで軽くくわえる
- 10秒キープ
- 1日3回繰り返す
これを続けることで唇の筋力がアップし、口元のシワやたるみを防ぐことができます。
③ ほうれい線対策!頬の筋トレ
頬の筋力を鍛えることで、歯並びを安定させ、口元の若々しさをキープできます。
- 「いー」「うー」と大きく口を動かして発音する
- 1セット10回を1日2〜3回行う
継続していくうちに表情筋が鍛えられ、自然な笑顔が作れるようになります。
■まとめ

歯並びが整っている人はそれだけで清潔感があり、美しい印象を与えます。さらに、口の筋肉を鍛えることでフェイスラインが引き締まり、若々しく見える効果も期待できます。「美しい口元」は単なる見た目の問題ではなく、健康の証でもあるのです。
お口の筋力が弱まると、歯が正しい位置を保てなくなり、歯並びが崩れることがあります。実は、その逆もまた然り。歯並びが乱れると、舌や頬、唇が無意識のうちに乱れた部分を避けて動くようになり、さらに筋力のバランスが崩れやすくなります。このように、悪循環が生じてしまうのです。
この悪循環を断ち切るための有効な方法のひとつが、MFT(口腔筋機能療法)で筋肉を整えること。また、矯正治療も「負のループ」から抜け出すための重要な選択肢となります。「もう年だから」と諦めるのではなく、今からできることを始めてみましょう!
ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。